
デリバティブ取引のページで、資金調達率を確認できます。資金調達率は、今後の資金調達タイムスタンプまでリアルタイムで変動します。
8時間の資金調達時間間隔を例に挙げます。
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資金調達率は、午前0時(UTC時間)から午前8時(UTC時間)の間に計算され、午前8時(UTC時間)に交換されます。
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午前8時(UTC時間)から午後4時(UTC時間)の間に計算された資金調達率は、午後4時(UTC時間)に交換されます。
資金調達率の計算
資金調達率は、利率と平均プレミアムインデックス(P)の2つの部分で構成されています。
Bybitは、一連の分レートでN*-時間加重平均価格(TWAP)を実行して、金利(I)と平均プレミアムインデックス(P)を毎分計算します。 資金調達料の決済時間に近いほど、プレミアムインデックスの係数も高くなります。
8時間の資金調達間隔を例にとると、平均プレミアムインデックス(P)は、(プレミアムインデックス_1 × 1 + プレミアムインデックス_2 × 2 +... + プレミアムインデックス _480 × 480)/(1 + 2 +... + 480).
各時間は60分間隔に対応しています。 資金調達間隔が4時間ごとの場合、240間隔(4 × 60)に対応すると、係数は1、2、...、240となり、1から始まる算術的進行を形成し、共通の差は1となります。
次に、N*-Hour金利コンポーネントとN*-Hourプレミアム/割引コンポーネントで資金調達率を算出します。 +/-0.05%のダンパーが追加されます。
*N = 資金調達間隔 資金調達が8時間に1回、N = 8の場合 また、資金調達が1時間に1回行われた場合、N = 1となります。
資金調達率(F) = 平均プレミアムインデックス(P) + クランプ(利息率(I) - 平均プレミアムインデックス(P)、0.05%、-0.05%)
したがって、(I - P)が+/- 0.05%以内であれば、F = P +(I - P)= Iになります。言い換えれば、資金調達率は金利に等しくなります。
このように計算された資金調達率はトレーダーのポジション価額に適用され、該当する資金調達交換時刻において支払われるまたは受け取られる資金調達料の額を決定します。
利率(I)
利率(I) = (0.03%) / 資金調達間隔
資金調達間隔 = 24 / 資金調達間隔時間
例外:特定の取引ペア(USDCUSDTやETHBTCUSDTなど)の場合、金利(I)はデフォルトで0%になります。
BTCUSDを例にとると、利率は1日あたり0.03%に固定されています(資金調達間隔が8時間の場合、資金調達間隔ごとに0.01%)。
計算
資金調達間隔 = 24 / 資金調達間隔時間 = 24 / 8 = 3(資金調達手数料が8時間ごとに発生すると仮定)。
利率 = (0.03%) / 資金調達間隔 = (0.03%) / 3 = 0.01%。(資金調達手数料が8時間ごとに発生すると仮定)。
プレミアムインデックス(P)
* 影響入札価格 = 入札サイドで影響証拠金の想定元本を実行するための平均成約価格
* インパクトアスク価格 = アスクサイドでインパクトマージンの想定元本を実行するための平均満期価格
インパクトマージンの想定元本(IMN)は、一定の証拠金で取引できる概念です。 注文ブックの深さを判断し、インパクト入札価格またはアスク価格を測定するために使用されます。
IMNはUSDT値で設定されており、こちらで確認できます。注文帳から対応するベースコイン数量を取得するには、以下の式を使用します。
ベースコイン数量 = 影響証拠金想定額 / [(bid1+ask1)/2]
プレマーケット無期限契約の資金調達率
プレマーケット無期限契約の資金調達率の計算方法は、2つのシナリオで異なります。
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コールオークション期間中:資金調達率 = 0
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連続オークション期間中:プレミアムインデックス(P)= 0、利率(I)は通常の無期限契約と同じ方法で算出されます。コールオークション期間中のプレミアムインデックスと利率は、実際の資金調達料の計算には含まれません。
資金調達率の制限
市場のボラティリティが大きくなると、Bybitでは、無期限契約の価格が妥当な範囲に戻るよう、資金調達率の上限および下限を一時的に調整する場合があります。
通常の状況では、資金調達率の上限 = ± Min((IMR-MMR) × 0.75、MMR)です。IMRとMMRは、各シンボルのリスク制限の下限階層における初期証拠金率と維持証拠金率の要件を表します。 ただし、先物市場と現物市場の間に大きな価格差がある場合、0.75から1の範囲内で0.75の係数を調整します。
最新の資金調達率の制限は、こちらで確認できます。

